いよいよ週末、5/14(土)。
オクラを種から育てる場合は、普通、一晩ほど水につけていくとよいらしい。ま、そのような細かいことは気にせず、土曜の朝を迎えた。
土曜日の午後は、4歳男児が午後から習い事に行くので午前中にことを済ませようと考えた。ただ、この日、メイは4歳男児が通う保育園絡みの打ち合わせがあるとのこと。果たして、4歳男児はしげももについて来てくれるだろうか?
大丈夫!伝家の宝刀「ナガサカ(子供の足なら、歩いて10分くらいのところにある小さなスーパー)でおやつひとつ買ってもいいよー。」この一言が、彼を連れて行くにはかなり効果的であることは、しげもも家に加え、じいじ、ばあばもよく知っていることである。
子育てとはなんとも簡単だと思う瞬間であるが、伝家の宝刀を使うことが子育ての一部として世間に認められるかどうかは定かではない。
それはさておき、9時過ぎにはしげもも家を出発することができた。おやつを買って、飲み物も買って、いざ出陣!
10時前には農園へ到着した。まだ、誰もいない。静かなもんだ。天気もばっちり。蒔き時だ。早速穴を掘ろう。モノの本によると、オクラの芽は出にくいので、2,3粒をまとめて蒔くらしい。芽が出て本葉が数枚出た頃に、一番元気そうなのを1本残すのだそうだ(ならば、全部元気そうでなければ全部抜くのだろうか?)
4歳男児は、どうするのー?と興味津々でまとわりついてくる。この年頃はなんにでも興味を持つ。とてもいいことだが、ややこしいときもある。どちらかといえば、後者の方が多い。
2畝残っているうち、ひと畝に蒔こう。3メートルの長さなので、成長したときのことをイメージして、おおよそ4箇所に分けて蒔くこととした。
その前に・・・。実は、この週半ばは雨ばかりであった。なので、先週末に植えた苗たちがどうなっているのか、とても心配であった。農園へ着いて見ると、畝の端っこが少し掘ってあった。なんだこりゃと思ったが、暫くすると、管理人が現れ、大雨で畝の間に水が溜まっていたから流れるように手を加えておいたとのこと。大雨警報が出ていたにも拘らず作業を行ってくれたとのこと、なんともあり難く思った瞬間であった。さすが、管理農園だけのことはある。感謝感謝と心からのお礼だ。
ただ、その際、指示を頂いた。今後、梅雨に入ると同じようなことが起こると考えられるので、残りの畝の間も同じようにしておいた方が良いとのこと。早速、同じように施すこととした。
さて、次は、いよいよ本日のメインエベント、オクラの種蒔きだ!
半径5センチ、深さ2センチくらいの穴をあけた。そして、種の入った袋から3粒の種を取り出した。4歳男児は、種を見るなりちょうだいちょうだいちょうだいちょうだいとかなりうるさい。種蒔き例を見せてから全部を蒔いてもらうことにした。
小さな指で、しかも軍手(もちろん子供用である)をしていることから、なかなかつかめない。でも、必死につまもうとしている。必死に何かをしているときは、つんつんしようが耳をいじろうが何をされても反応しない。子育ての中でもこのような時がたまらなく面白い。
20分くらいが経っただろうか、4箇所全てに種を蒔き終え、土をかぶせた。後は、水遣りだ。これも手伝うといってきかない。ひしゃくで水をあげる際は、そーっとしないと水の勢いで種が飛び出してしまうことがある。ゆっくりゆっくりゆっくりと何回も言い聞かせながら水遣りを手伝ってもらった。あーつかれたと、4歳男児が言うではないか。それはこっちのせりふである。
11時過ぎ。次は、コンパニオンプランツ第二弾。ナスタチウムの種蒔きだ。ナスタチウムとやらは、アブラムシを寄せ付けない効果があるらしい。しかも、葉っぱや花もサラダなどに使えるときたもんだ。さらにである。葉っぱが茂れば株元の乾燥も防ぐというではないか。一石三鳥とはまさにこのことだ!
5畝のうち、オクラ畝も含め4畝には何らかの苗・種が施してあるので、それら全て畝の周りにナスタチウムの種を蒔くこととした。
仮に、全部のナスタチウムが上手く成長したなら、もしかするとジャングルになるかもしれないが、そのときはそのときに考えよう。
さて、ナスタチウムの種蒔きも手伝うのかと思いきや、ふと見ると、もう飽きていたようだ。しかも管理人さんに何か話しかけている。人がいい管理人さんは、しゃべり相手をしてくれている。しかも、ホワイトボードを自由に使っていよいらしいときくなり、色々と絵を描きだした。くまが複数にウサギ?他。二階建てバスと思いきや3階建てバスだ。暫くすると、8階建てバスになっていた。
我が子の発想力を否定するわけではないが、8階建てバスは人間界にはなじまないであろう。例え、1000年後に、ここ大阪府箕面市およびその近辺が超未来型都市となっていたとしてもである。
そうこうしているうちに、無事、ナスタチウムの種蒔きも終了し、後は芽が出るのを待つのみとなった。